FACT101

【イラストレーター・前田ミック】 光、空気を巧みに描写された中に包まれるキャラクター達 その視線から見える情景は本当に美しい

 前田ミックさん(以下:前田さん)が絵を描く上で大事にしている一つが、光と空気の表現だと言う。前田さんの作品を見ていると、それが本当に伝わる。前田さんファンには怒られてしまうかもしれないが、イラストで空気を見るという感覚はなかったから余計に楽しく見れる。というか魅入る。

光の奥に

 光と空気が溶け込む優しい描写がキャラクター達を包み、より際立たせてくれる。そんなキャラクター達からの視線や、後ろ姿から広がる情景・風景を眺めることに、一種の近未来な趣を感じさせてくれる。かねてから美しい情景を描くイラストレーターの一人として、出版物などでも活躍されている前田さん。このようなこだわりを知った上で作品を見させて頂くと、色々な視線・主観から得られる情報があり楽しい。

「Connecting」
この時間帯が一番繋がりやすいらしい。

 そんな前田さんだが、1児の母であり、子育て奮闘中というのだから脱帽しかない。大変恐縮なのだが、、、色々と質問をしてみようと思う。

Q1. 絵を描き始めたのはいつ頃でしょうか?又いつ頃から絵を仕事にしようと?

A. 幼い頃から絵を描くことが好きでしたが、技術的に上手くなりたいと絵に向かったのは、ここ5年のことです。1~2年に親しい友人から制作依頼を受け、自分の為ではなく「誰かの為に」絵を描く楽しさを知りました。その頃から少しずつ、本格的に絵を仕事にしたいと考えるようになりました。

Q2. 恥ずかしながら前田さんの作品を見て、光と空気を見るという感覚を初めて得ました。これらの表現を大事にしようとしたきっかけなどはございますでしょうか?

A. 今も昔も一貫して描きたい風景を決めた後、その場に立つとどのような感覚になるだろうと想像しながら描いています。暖かいのか、眩しいのか、埃っぽいのか、空気はどう流れているのか、など。それらを自分なりに解釈して表現した絵に対して「光や空気感に惹かれる」と感想をいただけてとても嬉しかったんです。それがきっかけかもしれません。

Q3. 『美しい情景イラストレーション-魅力的な風景を描くクリエイターズファイル-』などの出版物に掲載されるなど、風景に定評がある前田さんですが、キャラクターと構図作りなどは、いつもどのようにイメージして制作していくのですか?

A. やはり風景を描くことが好きなので、それが魅力的に映るようなキャラクター配置を心掛けています。風景のどこに光源を設定し陰を落とすのかをおおまかに決め、画面の明暗の面積バランスを見ながら風景に馴染む位置にキャラクターを配置をしています。

Q4. 子育て、家事などを1児の母として、それだけでも多忙な日々を送られていると思います。絵を描く時間を設けるのも大変ですよね?

A. まとまった時間がとれなかったり、ちょうど筆が乗ってきた時に中断しなければならない時はもどかしい気持ちになります。ですが、私の性格上時間があるとなかなか筆が進まないので(笑)少し時間に追われるくらいの今が一番充実した制作が出来ていますね。

Q5. 何より3月に個展が控えてますね。どんな個展になりそうでしょうか?

A. 初めての個展ですので、前田ミックらしさを感じることの出来るものにしたいと思っています。これまでに発表してきた作品に加え、描き下ろしを数点展示します。詳しくはSNSの方をチェックしていただければと思います。

Q6. 最後に前田ミックさんにとって「絵を描く」とは何でしょうか? 

A. 言葉では表せない自分の感覚や感情を形にすることです。

前田ミックさん、ご質問にお答えいただきありがとうございました。

前田ミック
イラストレーター
日常風景と女の子を組み合わせて情緒的な作品を描く。
澄んだ空気と柔らかな光の表現を得意とする。
書籍や音楽動画 、広告等幅広く活動中。

Twitter:https://twitter.com/m_mic_0707?s=20

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